Vicarious Visions
アクション
1~2人
携帯機のクラッシュは前作に続き第二弾。アドバンスは独立してシリーズ化することになったようだ。
前作はあくまでも携帯機向けアレンジだったが、本作ではオリジナル要素が強くなった。注目すべきポイントはパワーアップの追加。ありそうでなかった、かなりの速度で大きく進むスーパースライディング。クラッシュの五倍以上の高さまで飛ぶスーパージャンプ。どちらも見た目のインパクトが凄まじい。また4にあったカプセルで転がるステージをクランチが、宇宙を奥スクロールで進むココのステージなど限定されてはいるが使用できるキャラクターが増えた。ストーリーも意外な展開。今回の黒幕は今までのコルテックスではなく、エヌトロピーである。過去のボスキャラは出演していないものの、ニセクラッシュの活躍など今までにないような展開はとても面白い。一つの作品として仕上げようというスタッフの心意気が伝わる。
アクション面では前作の怪しい判定は多少軽減された。ステージはゴールへの道のりがわかりやすくなり、先が見えずに大ジャンプして奈落の底へ落ちるようなことはほとんどない。が、クランチ(一度だけクラッシュ)のステージはとても遊びづらい。柵がない、ニトロの数が多いことで神経をすり減らす勢いで難しい。4ではカメラという概念があったが、GBAなので当然斜め見下ろし固定で死角がある。タイムアタックは地獄そのもの。今だに私はトロフィーを獲得してません…またクラッシュの新アクションも実用性はそこまでなく、スーパージャンプに関してはLとAの同時押しのためダッシュ中に暴発し邪魔になる。
・前作よりもオリジナリティが増した
・新アクション
・意外なストーリー
・相変わらずなミス判定
・ラスボスに挑める条件が厳しい
・無理のあるボタン割り当て
・地獄のクランチステージ